近況の徳山優勝戦は波乱続出　小野生奈や鎌倉涼が1号艇・田口節子に挑む

　ボートレース徳山（モーニング）の「マクール杯争奪徳山ヴィーナスシリーズ第12戦」（8月25日～30日開催）は29日、準優の5日目が終了。30日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

　なお準優11Rで2着に入った香川素子は前半2Rでのフライングにより賞典除外。3着の片岡恵里が繰り上がりで優出となっている。

＜徳山 最終日 12R 優勝戦＞
1枠 田口　節子（岡山・岡山）優出252回目74V
2枠 小野　生奈（福岡・福岡）優出117回目24V
3枠 魚谷　香織（山口・福岡）優出89回目10V
4枠 佐々木裕美（山口・山口）優出94回目11V
5枠 鎌倉　　涼（大阪・大阪）優出105回目22V
6枠 片岡　恵里（岡山・山口）優出46回目5V

　予選トップ通過だった田口節子が準優を1コース逃げで快勝してポールポジションを獲得。1･2･1･1･1･2･1･2･1着のオール2連対という圧倒的な内容で勝ち上がってきた。優勝戦でも盤石の逃走を見せるのか。1月の戸田男女ダブル戦に続く今年2回目の優勝を狙う。

　ただ何が起こるかわからないのが近況の徳山優勝戦だ。当地最近10節の優勝戦結果は以下のとおり。

・5/12 佐藤　大佑　4コースまくり
・5/24 宮之原輝紀　1コース逃げ
・6/4　徳増　秀樹　1コース逃げ
・6/13 藤原啓史朗　3コースまくり
・6/25 金子　賢志★6コースまくり差し
・7/5　柳生　泰二　4コースまくり
・7/17 佐々木康幸★5コース差し
・7/27 西山　貴浩　1コース逃げ
・8/6　久田　敏之★5コース抜き
・8/15 寺田　　祥　1コース逃げ
（※★は3連単1万円以上）

　優勝戦1号艇が4勝6敗と大苦戦。3連単1万円以上の高配当が3回も出るなど荒れに荒れている。今節も2～6号艇に好メンバーがそろっており誰が勝ってもおかしくなさそうだ。

　2号艇の小野生奈（福岡出身・福岡支部36歳）【冒頭の写真】は今期2コースで1着率33％（15戦5勝）の好成績。黒いカポックで勝ち切る力は十分だ。2015年の一般戦と2019年のヴィーナスシリーズに続く徳山3回目の優勝をめざす。

　3号艇の魚谷香織は今節ここまで1･2･2･2･2･2･3･3･1着のオール3連対。好パワーを見せており、2019年の福岡オールレディース以来となる約5年10カ月ぶりの優勝へ機運が高まっている。

　4号艇と6号艇には地元山口支部の佐々木裕美と片岡恵里が入った。佐々木は昨年の徳山ヴィーナスシリーズで優勝しており、大会2連覇を狙う。

　そして5号艇は鎌倉涼（大阪出身・大阪支部36歳）【写真上】だ。今節ここまで2･1･4･1･3･1･5･1･2着。手にしたモーターは2連対率39位の低勝率機だったが、しっかり底力を見せて勝ち上がってきた。前節の浜名湖PG1レディースチャンピオンに続く2節連続Vに向けてどんな走りを見せるのか楽しみだ。