
レースリポート

鳴門オールレディース 西村歩が2コース差しでデビューから22年の初優勝!
2025.08.18
ボートレース鳴門(モーニング)での「オールレディース第41回渦の女王決定戦競走」(8月13日~18日開催)が終了した。18日の優勝戦は2号艇の西村歩(大阪出身・大阪支部39歳)【写真2枚】が快勝。4号艇の豊田結(静岡出身・静岡支部)が4コースからまくりを狙い、1号艇の清水沙樹(千葉出身・東京支部)が1コースから張り気味に回って懐にスペースが空くと、2コースの西村が鮮やかに差し抜けて先頭に立った。2着には6号艇の安井瑞紀(岡山出身・岡山支部)が入り、3連単2-6-1で2万3720円の50番人気となっている。

勝った西村はこれが初優勝。2003年5月の住之江デビューから約22年3カ月、通算24回目の優出で栄冠を手にした。「ホッとしています。ちょっと時間がかかっちゃったですが…。鳴門は6年ぶりくらいでもう“浦島太郎”状態だったんですが、走るたびにモーターが良くなってくれて、調整がうまくいきました。これからも頑張ります」と語っていた。
女子レーサーのデビュー初Vは、4月鳴門ヴィーナスシリーズでの小池礼乃、8月尼崎オールレディースでの大橋栄里佳に続いてこれが今年3人目。大橋と西村の92期生が立て続けに初Vを飾る展開となった。
さて激闘の幕が閉じた真夏の鳴門決戦だが、鳴門では今後も注目レースが目白押し。9月13日からG1大渦大賞、来年1月31日からG1四国地区選手権、来年2月24日からPG1スピードクイーンメモリアルと、今年度に3つも記念レースがある。
鳴門の現モーターは今年4月6日に使用開始されており、この3つの記念レースも現モーターが使われるわけだ。そこで今節の結果をふまえて、このあと注目機となりそうなモーターを挙げておきたい。
●72号機・・・西村歩が1・4・2・2・1・1・4・1・1・1着でデビュー初V。節間6勝をマークするなどハイパワーが光った。
●17号機・・・井上遥妃が2日目まで1・2・1・2着で予選首位。3日目のFでV争いから脱落したが、4日目以降も6コースのみで2・3・1着と好走。
●22号機・・・宮崎安奈が予選オール3連対の活躍。自身2回目の優出を果たした。
●73号機・・・村上奈穂が3・5・4・3・2・2・2・2・1・3着。3日目以降は7走オール3連対と好走を連発した。
●58号機・・・堀之内紀代子が予選トップ通過。10走で8本の展示1番時計を出す快速ぶりだった。
●16号機・・・稲生夏季が4・5・1・3・5・2・1・1・1・2着。終盤に3連勝を含む5走連続2連対をマーク。