
レースリポート

浜名湖レディースチャンピオン 「足はいいところにいる」と遠藤エミが準優10R1枠
2025.08.10
ボートレース浜名湖で開催中の「プレミアムG1第39回レディースチャンピオン」(優勝賞金1300万円)は10日、4日間の予選を勝ち上がった18人により、いよいよ5日目の準優勝戦が行われる。
前日の4日目を振り返ると、水面は南や南東からの向かい風1~3メートルのコンディションだった。決まり手は、逃げが最多の6本、差しが4本、まくりと抜きが1本ずつ。配当面では、11Rで向井美鈴(山口出身・山口支部45歳)【写真下】が4コースから差し抜けて3連単4万円台の万舟券が飛び出した。

勝負駆けを決めた向井は「結果が出て良かったです。試運転を繰り返してだいぶ上積みはできていると思います」とニッコリ。「ターン回りと、行き足から伸びにかけてが悪かったので、その辺を求めて調整をしました。展示は少し回り過ぎている感じがしたけど、本番レースではちょうど良かった気がします」と機力の後押しがあったことを強調していた。この1着で得点率は6.20まで上昇。8位タイで準優へ駒を進めた。5日目の準優は10R3枠から、2012年多摩川以来、13年ぶり通算3回目のレディースチャンピオン優出をめざす。
予選ラストの4日目12Rを逃げ切ったのが遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部37歳)【冒頭の写真】。3日目終了時点では得点率11位タイ(6.60)だったが、最終的には3位(7.17)まで押し上げてきた。「ターンをする時にハネたけど、しっかり返ってきてくれたので良かったです」と人気に応えてホッとした表情。仕上がりについても「足はいいところ(上位)にいると思います」と納得の域に入っている。33年前の鵜飼菜穂子さん以来、史上2人目のレディースチャンピオン3連覇へ向けて準優10Rは盤石の逃げを披露だ。

見事に得点率トップ通過を決めたのが平山智加(香川出身・香川支部40歳)【写真上】。4日目前半2Rは6コースから3着、後半8Rは3コースから差して1着ゴールを決め、7.67でシリーズリーダーの座をゲットした。「バックストレッチで喜井(つかさ)さんに追いつく感じがあったし、2マークもしっかりとターンが返ってきてくれました。4日目の舟足は良かったと思います」とシリーズ3勝目を挙げて手応えをつかんでいた。準優12Rは絶好枠から逃げて、優勝戦のポールポジションを狙う。通算4回目のG1制覇(うちレディースチャンピオンは5年前の多摩川でV1)へ向けて、流れに乗ってきた。
準優メンバーは次のとおり。
<浜名湖 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 遠藤 エミ(滋賀・滋賀)
2枠 深川麻奈美(熊本・福岡)
3枠 向井 美鈴(山口・山口)
4枠 岩崎 芳美(熊本・徳島)
5枠 勝浦 真帆(岡山・岡山)
6枠 高田ひかる(三重・三重)
※()内は出身・支部の順
<浜名湖 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 鎌倉 涼(大阪・大阪)
2枠 渡邉 優美(福岡・福岡)
3枠 富樫 麗加(東京・東京)
4枠 海野ゆかり(広島・広島)
5枠 小野 生奈(福岡・福岡)
6枠 山口真喜子(長崎・長崎)
<浜名湖 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 平山 智加(香川・香川)
2枠 刑部亜里紗(静岡・静岡)
3枠 松尾 夏海(愛媛・香川)
4枠 長嶋 万記(静岡・静岡)
5枠 細川 裕子(愛知・愛知)
6枠 藤原 菜希(大阪・東京)