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浜名湖レディースチャンピオン 「足の雰囲気いい」と深川麻奈美が得点率1位奮戦

2025.08.09

 ボートレース浜名湖の「PG1第39回レディースチャンピオン」(優勝賞金1300万円)は9日、予選最終日を迎える。前日の3日目を振り返ると、レース水面の風は1~4Rまでは南西から、5R以降は南に少し方角を変えたが、だいたい向かい風1~4メートルで行われた。

 3日目の決まり手は、まくり差しと抜きが3本ずつ、逃げ、まくり、差しが2本ずつとほぼ均等だった。これで3日間連続して恵まれ以外の決まり手が全て出現していることになる。配当面では、3連単万舟券が3本飛び出した。2Rでは刑部亜里紗が4コースからまくり差し、9Rでは實森美祐が2コースからまくり勝ち、11Rでは藤堂里香が4コースからまくり差して波乱を呼んだ。

 3日目終了時点で得点率1位は8.50の深川麻奈美(熊本出身・福岡支部38歳)【冒頭の写真】。「足の雰囲気はいいと思います。同期の川野芽唯さんにアドバイスをもらって調整をしたら良くなっています。回転の上がりが良くて行き足やターン回りがいいです」と100期同期の助言に感謝した。通算優勝5回の深川が、4日目は12R2枠の1走で予選首位通過をめざす。

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 得点率2位は8.00の刑部亜里紗(静岡出身・静岡支部28歳)【写真上】。「元々は伸びが良くて回り足が弱かったけれど、整備をして回転の上がりが良くなりました。ターンの重たさが抜けて体感は良くなっています」とピストンリング2本を交換した成果を口にした。予選最終日は5R6枠の1走。「思い切ったプロペラ調整をするかもしれません」と含みを持たせていた。

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 得点率3位は3日目12Rを2コースから差し切った土屋千明(群馬出身・群馬支部43歳)【写真上】が7.75まで押し上げて奪取。「しっかりとターン入口のかかりと舟の向きを求めて調整をしました」と2枠を意識しての調整に徹した。「2日目が合っていなくて着順も落としてしまったけれど、3日目の手応えは良かったです」と正解を出し、結果に結びついた。4日目は2R4枠と7R6枠の2回乗りだ。

 4位タイの7.50には平山智加、富樫麗加、山川美由紀、海野ゆかりの4人が並んでいる。準優ボーダーラインに目を向けると、3日目終了時点での18位タイには、長嶋万記と黒澤めぐみが5.75で並走。すぐ下の20位タイからは小野生奈、寺田千恵が予選突破を虎視眈々(たんたん)と狙っている。

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