浜名湖PG1　年末へ夢つなげ　女子賞金下位の刑部亜里紗や富樫麗加

　ボートレース浜名湖での「プレミアムG1第39回レディースチャンピオン」（8月6日～11日開催）は8日、予選の3日目が終了した。深川麻奈美（熊本出身・福岡支部）が1･3･2･1着で予選首位に浮上。予選2位に刑部亜里紗（静岡出身・静岡支部28歳）【冒頭の写真】、予選3位に土屋千明（群馬出身・群馬支部）がつけている。

　さてシリーズ前半戦を終えた浜名湖決戦。シリーズ後半戦は女子賞金ランキングの動向も気にしながら観戦したい。今節は優勝戦の1着が1300万円、2着が500万円、3着が360万円など高額賞金がかかる大会。現在女子賞金ランキング下位にいるレーサーでも、今節の結果次第で一気に上位争いへ加わってくることも可能だ。

　今節出場メンバー52人のなかでの今年の女子賞金ランキング下位10人（今節開幕前日の8月5日終了時点）は以下のとおり。

65位　中谷　朋子 11,683,000円（予選49位）
67位　刑部亜里紗 11,662,000円（予選2位）
69位　喜井つかさ 11,424,466円（予選31位）
72位　香川　素子 11,198,266円（予選23位）
82位　藤原　菜希 10,513,732円（予選10位）
87位　魚谷　香織 10,133,466円（予選39位）
90位　藤堂　里香 10,045,000円（予選29位）
120位 富樫　麗加　8,738,266円（予選5位）
121位 金田　幸子　8,611,000円（予選50位）
183位 淺田千亜希　5,917,200円（予選47位）
※()内は3日目終了時点の予選得点率順位

　このなかで好調ぶりが光るのは刑部亜里紗だ。4･1･1･2着で予選2位につける躍進。2日目に1コース逃げ、3日目に4コースまくり差しを決めるなど、地元の期待を背負って見事な走りを見せている。

　刑部は今年の女子賞金ランキングが67位。1月と5月にフライングを切って計60日間のF休みがあったのも響き、賞金額をいまひとつ伸ばせずにきた。しかし今節もし優勝すれば一気に7位前後まで上がってこれそうな計算で、クイーンズクライマックス出場が見えてくる。また優出2着なら30位前後まで浮上し、レディースチャレンジカップ出場にチャンスが出てくる。今後に夢を広げる地元レディースチャンピオンにしたいところだ。

　富樫麗加（東京出身・東京支部35歳）【写真上】も今節ここまで5･1･1･2着で予選5位と好調。2日目に2コース抜き、3日目に1コース逃げで1着を奪ってシリーズリーダー争いに加わってきた。富樫は今年の女子賞金ランキングが120位で、今節出場メンバーのなかでは下から3番目。ただ今節優勝して1300万円を加算すれば12位前後まで浮上できる。一発逆転のクイーンズクライマックス出場という夢に向けて、シリーズ後半戦でどんな走りを見せるのか注目だ。