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浜名湖レディースチャンピオン 平山智加が前回乗ったモーターの強みか連勝発進!

2025.08.07

 真夏の女王決定戦「PG1第39回レディースチャンピオン」(優勝賞金1300万円)は6日、静岡県湖西市のボートレース浜名湖で熱戦の火蓋が切られた。初日は西からの右横風2メートルでオープニングを迎え、6Rまでは同様だったが、7Rで南からの向かい風に方角を変えた。そして、次第に強まり10Rからは安定板を装着して実施された。

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 初日の決まり手は逃げが最多だったが4本どまりでバラエティーに富んでいた。配当面では7Rと12Rで3連単万舟券が出現。7Rは4コースの細川裕子がまくっていったところを5コースから山川美由紀(香川出身・香川支部58歳)【写真上】がまくり差し。山川は「(7Rから)向かい風に変わって、天気が味方してくれましたね」とニッコリ。「前半は高田(ひかる)さんより悪いと思ったので、ギヤケースやチルトを調整してプロペラを片面だけたたきました。出足は悪くないけど、伸びが欲しいです」と課題を口にした。それでも「浜名湖は自分の格好が合うので合わせやすいです」と初日は1Rの2着を含めて2・1着の滑り出し。2日目は6R1枠の1走だ。

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 初日12Rのドリーム戦は2コースの遠藤エミがコンマ06のトップショットを決めて締めていったが、1コースの守屋美穂が応戦。ガラッと空いたターンマーク際を3コースの渡邉優美(福岡出身・福岡支部32歳)【写真上】が差し抜けた。渡邉は「展開だけですね。それでも、自分の中ではいい状態だと思っていけました。比較は分からないけど、自分の中では強めだと思っています」と振り返った。2日目は3R5枠と8R4枠の2走だ。

 初日は平山智加(香川出身・香川支部)【冒頭の写真】が連勝発進。初戦の5Rは2コース差し、後半10Rは4コースから2番差しを届かせ、2マークの絶妙旋回で抜け出した。平山は7月当地の男女混合戦(優出4着)の時と同じ27号機。「前検は感触が良くなかったけど、リング交換で足は良くなっています。前回のイメージで調整をしていって、つながりはいいですね」と笑みがこぼれた。「初日にしてはまとまっていて出足も伸びもいいと思うけど、上位とか、めちゃくちゃ出ているわけではないです」と話したが、1コース以外での連勝にレース足の良さを実感していた。2日目は7R5枠の1走で3連勝を狙う。

 なお、初日1Rでは倉持莉々、12Rドリーム戦では實森美祐が、ともに不良航法のマイナス10点となった。3Rで転覆した藤堂里香はマイナス5点。

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