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浜名湖レディースチャンピオン エース機の呼び声高い30号機は清埜翔子に

2025.08.06

 「PG1第39回レディースチャンピオン」は6日、静岡県湖西市のボートレース浜名湖で6日間の幕を開ける。前検日は南西からの向かい風が強く(6メートル前後)吹いたため、安定板を装着してスタート特訓とタイム測定が行われた。

 浜名湖のモーターをおさらいしておくと、4月15日のルーキーシリーズから使用され、3カ月以上、合計11節が経過。 2連対率1位(55.5%)は32号機(今節は廣中智紗衣が乗艇)だが、2位タイの30号機(50.6%)にエース機の呼び声が高い。

 その30号機を見事に引き当てた清埜翔子(埼玉出身・埼玉支部33歳)【冒頭の写真】は「そのまま行ってみたけど、風が強くてよく分からなかったですし、スタートも届かなかったです。外周りから点検してみます」と強風の影響で正味の足を把握することはできなかった。初日は9R5枠と出番までに時間があるだけに、しっかりとエース機のパワーを引き出したい。

 2連対率50.6%で2位タイの41号機は小野生奈がゲット。「そのまま乗ってみたら良くなかったので、プロペラをたたいたけど、さらに良くなかったです」と苦笑い。「消去法でやっていくだけですね。モーター本体はいいみたいなので、それを信じてプロペラ調整をやります」と前を向いていた。初日は5R5枠と11R1枠の2走だ。

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 遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部37歳)【写真上】は昨年、一昨年のチャンピオン。前検タイムの6秒61は高田ひかるの6秒60に次ぐ2位だった。「安定板が付いていて風も強いし、足やスタートの感じは分からないです」と強風で手応えはつかめなかった。それでもレディースチャンピオン3連覇が懸かっていることについて尋ねられると「優勝はしたいです。ここ数年は夏場の方がいいし、浜名湖も好きな水面です」と意気込みを口にした。

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 女子レースの大舞台に帰って来たのが守屋美穂(岡山出身・岡山支部36歳)【写真上】。「向かい風と安定板の分で、スタートは全然届いていなかったです」と前検の第一印象を答えた。そして「G1に戻った心境は特にないですけど、毎節優勝したい気持ちで来ています」と日頃の考えを話した。初日12Rのドリーム戦は1枠から大舞台復帰初勝利へ逃げあるのみだ。

<浜名湖 初日 12R ドリーム戦>
1枠 守屋 美穂(岡山・岡山)
2枠 遠藤 エミ(滋賀・滋賀)
3枠 渡邉 優美(福岡・福岡)
4枠 浜田亜理沙(広島・埼玉)
5枠 土屋 千明(群馬・群馬)
6枠 實森 美祐(広島・広島)
※()内は出身・支部の順

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