
レースリポート

尼崎女子優勝戦は1コースvsセンターの傾向 竹井奈美と米丸乃絵が再びV争い
2025.08.04
ボートレース尼崎の「オールレディース競走あまがさきピンクルカップ」(7月31日~8月5日開催)は4日に、準優の5日目が終了。向かい風が強く、8R以降は安定板を装着。準優第1弾の10Rは中尾優香が5コースからまくり差しで突き抜け、デビュー2回目の優出を決めアッと言わせた。5日に行われる優勝戦のメンバーは次のとおり。
<尼崎 最終日 12R 優勝戦>
1枠 米丸 乃絵(熊本・福岡)1コース1着74%
2枠 大橋栄里佳(福岡・福岡)2コース1着29%
3枠 中尾 優香(沖縄・福岡)3コース1着0%
4枠 竹井 奈美(福岡・福岡)4コース1着20%
5枠 樋口由加里(岡山・岡山)5コース1着12%
6枠 西村 歩(大阪・大阪)6コース1着0%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は今年(2025年1月~)
近年の尼崎女子レースの優勝戦にはハッキリとした傾向がある。当地女子戦最近10節の優勝戦結果は以下のとおり。
【尼崎女子レース最近10節 優勝戦結果】
2021年7月 VS 小野 生奈 3コースまくり差し
2021年11月 W 田口 節子 1コース逃げ
2022年3月 AL 日高 逸子 4コース差し
2022年6月 AL 長嶋 万記 1コース逃げ
2022年12月 VS 松本 晶恵 1コース逃げ
2023年12月 VS 寺田 千恵 1コース逃げ
2024年1月 AL 清埜 翔子 4コースまくり
2024年10月 W 川野 芽唯 3コースまくり差し
2024年10月 VS 細川 裕子 4コースまくり差し
2025年3月 AL 守屋 美穂 1コース逃げ
(※VSはヴィーナスシリーズ、Wは男女ダブル戦、ALはオールレディース)
コース別の内訳は、1コースが5勝、3コースが2勝、4コースが3勝だ。すなわち1コース5勝、センター5勝となっており、1コースvsセンターの対決という構図が色濃い。
そうなると目が離せないのは4号艇の竹井奈美(福岡出身・福岡支部36歳)【冒頭の写真】だろう。今節ここまで2・2・2・3・1・1・2・2着のオール3連対。2日目にピストンリング1本を交換してから気配が急上昇し、3日目には1分48秒6という断トツの今節最速タイムをマークするなど仕上がりは申し分ない。準優1号艇で2着に終わって優勝戦は4号艇となったが、予選をトップ通過した舟足は侮れないだろう。
竹井は前節の福岡オールレディースでは優勝戦で鮮やかな2コースまくりを決め、1号艇の米丸乃絵を破って優勝している。今節もまた1号艇の米丸を相手に先輩の底力を見せつけ、2節連続Vを飾るのか。

前節の雪辱を期す米丸乃絵(熊本出身・福岡支部23歳)【写真上】は今節ここまで1・3・1・3・2・2・1・3・1着。オール3連対の活躍で2節連続の優勝戦1号艇を手にした。今節こそ勝ち切ってデビュー初Vを飾りたいところ。8月5日の24歳の誕生日に初優勝を狙う。
ただ、そのほかにも2号艇には準優12Rで2コース差しを決めた大橋栄里佳、3号艇には準優10Rで3連単7万円台の大穴を出して勢いに乗る中尾優香、5号艇には初日ドリーム戦で5コースまくり差しを決めている樋口由加里、6号艇には準優10Rで6コースから2着に食い込んだ西村歩と役者がそろっている。好メンバーの優勝戦だ。