尼崎オールレディース2日目11R　1コース得意な戸敷晃美と2コース好調な高橋淳美

　ボートレース尼崎での「オールレディース競走あまがさきピンクルカップ」（7月31日～8月5日開催）が開幕した。31日、初日メインカードの12R「ピンクルドリーム」は5号艇の樋口由加里（岡山出身・岡山支部）が制して高配当決着。1マークは4号艇の米丸乃絵（熊本出身・福岡支部）が4コースからまくりを狙い、1号艇の竹井奈美（福岡出身・福岡支部）が1コースから応戦して両者競り合う格好となった。そこを5コースの樋口が展開を割ってズバッとまくり差しを決めた。竹井は食い下がる山本梨菜を2周2マーク差して2番手に。山本が3番手だったが、最終ターンで振り込み、米丸が外からかわして逆転の3着。3連単5-1-4は2万7210円の63番人気となった。

　さて2日目を迎える尼崎だが、注目カードには11Rを挙げたい。

＜尼崎 2日目 11R 予選特選＞
1枠 戸敷　晃美（宮崎・福岡）1コース1着77%
2枠 高橋　淳美（岡山・大阪）2コース1着33%
3枠 松瀬　弘美（静岡・静岡）3コース1着0%
4枠 島倉　　都（新潟・群馬）4コース1着0%
5枠 山下　夏鈴（三重・三重）5コース1着4%
6枠 中尾　優香（沖縄・福岡）6コース1着9%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は今年（2025年1月～）

　1号艇には戸敷晃美（宮崎出身・福岡支部28歳）【冒頭の写真】が座る。戸敷は今年1コースで17戦13勝の1着率77％という好成績。1コース最近10走は1･1･1･1･1･1･1･F･1･1着で、フライングを除けばすべて1着だ。

　今節の戸敷は初日3着、2着と上々のスタート。ただ不良航法の減点10を喫する痛手があり、得点率2.00で予選35位と苦しい展開になった。予選突破をめざすためにはこの2日目11Rの1号艇は絶対に負けられない。

　侮れないのは2号艇の高橋淳美（岡山出身・大阪支部62歳）【写真上】だ。今年2コースで12戦4勝の1着率33％をマーク。特に今期（5月～）に入ってからは、2コースで7戦3勝の1着率43％と好調だ。

　高橋は5月の大村ヴィーナスシリーズで約2年4カ月ぶりの優出を飾るなど近況好リズム。62歳のベテランが健在ぶりを見せており、今節も目が離せない。

　また内枠2人の勝負に注目が集まるが、外枠2人も楽しみな存在だ。5号艇の山下夏鈴は伸び型仕上げでのダッシュまくりが魅力。6号艇の中尾優香は前々節の唐津ヴィーナスシリーズで6コース差しを決めて3連単13万円台の超高配当を出したばかりだ。高配当が出る可能性も秘めた面白いカードとなっている。