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丸亀ヴィーナス優勝戦 1号艇平山智加vs4号艇山川美由紀 約11年7カ月ぶり対決

2025.07.30

 ボートレース丸亀(ナイター)での「ヴィーナスシリーズ第10戦 蒼月まるるカップ」(7月25日~30日開催)は29日、準優の5日目が終了。30日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

<丸亀 最終日 12R 優勝戦>
1枠 平山 智加(香川・香川)優出169回目42V
2枠 高憧 四季(大阪・大阪)優出19回目2V
3枠 小野 生奈(福岡・福岡)優出116回目24V
4枠 山川美由紀(香川・香川)優出385回目82V
5枠 松尾 夏海(愛媛・香川)優出40回目4V
6枠 片岡 恵里(岡山・山口)優出45回目5V
※()内は出身・支部の順

 予選トップ通過の平山智加(香川出身・香川支部40歳)【冒頭の写真】が準優最後の11Rを1コース逃げで快勝。優勝戦ポールポジションを手にした。平山は今節ここまで2・1・3・1・1・2・1・3・1着のオール3連対。地元ファンの前で充実の戦いぶりを披露し、丸亀9回目の優勝に向けて突き進んできた。

 また平山は今期1コースで15戦11勝の1着率73%という好成績で、現在1コース11連勝中という鉄壁ぶり。今節すでに4回の1コース戦があり、いずれもきっちり逃げ切ってきた。優勝戦に向けても不安はないだろう。昨年4月の多摩川オールレディース以来となる約1年3カ月ぶりの優勝を狙う。

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 侮れないのは4号艇、地元の山川美由紀(香川出身・香川支部58歳)【写真上】だろう。2・3・1・1・3・3・2・2着のオール3連対で勝ち上がってきた。今節手にしたモーター45号機は2連対率4位で、これまで21節走って6優出3Vの好実績。そのパワーを存分に引き出している。

 過去に何度も優勝戦4号艇で勝ち切ってきた山川が、青いカポックでどんな攻めを見せるのか楽しみなところ。昨年9月の芦屋ヴィーナスシリーズ以来となる約10カ月ぶりの優勝を狙う。通算82Vの女子歴代最多記録をまたひとつ伸ばす可能性がある。

 ちなみに「1号艇・平山、4号艇・山川」という組み合わせの優勝戦はこれが約20年という時の流れの中で、まだ3回目だ。1回目は2012年8月の若松レディースチャンピオンで、このときは山川が4コースからまくりを決めて女王の座をつかみ、平山は3着という結果だった。2回目は2013年12月の芦屋クイーンズクライマックスで、このときは平山が1コースから逃げ切ってティアラを戴冠し、山川は6着に終わっている。約11年7カ月ぶりに実現した優勝戦での平山1号艇、山川4号艇という両者の対決。どんな勝負を演じるのか目が離せない。

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