戸田ヴィーナス　グラチャン優出モーター駆る宇野弥生や湯淺紀香が大暴れ

　ボートレース戸田で「ヴィーナスシリーズ第9戦 日刊スポーツ杯」（7月19日～24日開催）が開幕した。初日メインカードの12R「ウインク選抜」は、4号艇の宇野弥生（埼玉出身・愛知支部39歳）【冒頭の写真】が快勝。4コースからコンマ06のトップスタートでまくりを決めた。2着に1号艇の浜田亜理沙（広島出身・埼玉支部）、3着に3号艇の渡邉優美（福岡出身・福岡支部）が入り、3連単4-1-3で1万2550円の43番人気となっている。

　さて華々しく開幕した戸田だが、初日に活躍が光ったのは"グラチャン優出モーター"だ。6月に戸田で行われたSGグランドチャンピオンの優出モーター6基と今節使用レーサーは以下のとおり。

・優勝 池田　浩二　8号機　今節：湯淺紀香
・2着　中田　竜太 19号機　今節：水口由紀
・3着　桐生　順平 64号機　今節：日隈　茜
・4着　佐藤　　翼 39号機　今節：前田紗希
・5着　片岡　雅裕 42号機　今節：高木茉白
・6着　峰　　竜太 22号機　今節：宇野弥生

　初日12Rを制した宇野弥生のモーター22号機は、6月のグラチャンで峰竜太が優出6着だったモーター。前節の一般戦では里岡右貴が節間オール3連対で優出3着に入っており、最近3節で、峰を含めて2優出と近況好調だ。

　宇野は初日2着、1着と上々の滑り出し。予選2位につける好発進となった。宇野は昨年2月の戸田ヴィーナスシリーズで優勝しており、大会2連覇をめざす戦いに注目だ。

　6月のグラチャンで池田浩二が優勝したモーターは8号機。今節は129期の湯淺紀香（群馬出身・群馬支部26歳）【写真上】が引き当て、2Rで4コースまくり、8Rで1コース逃げを決めて初日2連勝を飾る最高のスタートを切った。湯淺にとって一日2勝は、今年4月の鳴門ヴィーナスシリーズ初日にマークして以来で自身2回目だ。

　湯淺は初日2走いずれも展示1番時計をマークするなど舟足軽快。V争いをにぎわす存在となってくる可能性が十分だろう。2日目は8R3号艇と12R6号艇で登場。なお湯淺の連勝自己ベストは「2」となっており、自身初の3連勝なるか注目したい。