
レースリポート

福岡オールレディース 竹井奈美が2コースまくり優勝 米丸乃絵は初Vならず2着
2025.07.18
ボートレース福岡での「オールレディース LOVE FM福岡なでしこカップ」(7月13日~18日開催)が終了した。優勝戦は2号艇の竹井奈美(福岡出身・福岡支部35歳)【写真2枚】が快勝。2コースからまくりを決めた。2着に1号艇の米丸乃絵(熊本出身・福岡支部)が入って地元福岡支部のワンツー。3着には3号艇の土屋千明(群馬出身・群馬支部)が入り、3連単2-1-3で1920円の8番人気となっている。なおデビュー初優出だった5号艇の神里琴音(沖縄出身・福岡支部)は5コースからプラス01のフライングに散って、5絡みの舟券は返還となった。
勝った竹井は2021年6月の江戸川オールレディース以来となる優勝で通算10V。福岡では2016年6月のヴィーナスシリーズでデビュー初Vを飾って以来、当地2回目の優勝となった。

表彰セレモニーで竹井は「(優勝は)いつ以来か、覚えてないくらい。うれしいです。スリットでは遅れたかな?って思いました。握って回るのは1マーク初動の時に決めました。今節は握る展開が多かったし、きょうも握ってしまいました(苦笑)。優勝をもっとしたいので、また握っていけるレースをめざします」と今後の抱負を語った。
竹井は2021年8月~2023年3月まで約1年7カ月間の長期欠場があり、2024年2月~2025年4月にも約1年2カ月間の長期欠場があったため、しばらく優勝から遠ざかっていたが、2度のブランクを乗り越えて約4年1カ月ぶりに栄冠を手中に。過去にクイーンズクライマックスに2回(2016年と2018年)出場した経験も持つ実力者が、今後ますます勢いを増してくるのか注目だ。
竹井の次節は7月31日からの尼崎オールレディースの予定。尼崎は2018年にヴィーナスシリーズで優勝した実績もある水面なだけに楽しみだ。
一方、米丸乃絵は自身初の優勝戦1号艇でデビュー初Vに挑んだが、惜しくも逃げ切りならず無念の2着。地元での初優勝はならなかった。だが最近4節で3優出をマークするなど近況充実ぶりが際立っており、5月からの今期勝率6.86はこれまでの自己ベスト(前期の6.01)を大きく上回る数字。いつ初Vを飾っても不思議ではない状態だ。
米丸も次節は7月31日からの尼崎オールレディースに出場予定。再び竹井とV争いになる可能性も十分だろう。目が離せない一節になりそう。