住之江ヴィーナス　準優は2号艇トリオの関野文、川井萌、樋口由加里がカギ握る

　ボートレース住之江（ナイター）の「ヴィーナスシリーズ第7戦 2025モーターボートレディスカップ」（6月25日～30日開催）は28日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。29日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。

＜住之江 5日目 9R 準優勝戦＞
1枠 落合　直子（大阪・大阪）通算79優出8V
2枠 樋口由加里（岡山・岡山）通算62優出5V
3枠 津田　裕絵（山口・山口）通算40優出2V
4枠 黒澤めぐみ（神奈川･東京）通算11優出0V
5枠 寺島　美里（福島・東京）通算4優出0V
6枠 高橋　淳美（岡山・大阪）通算148優出20V
※()内は出身・支部の順

　9Rの1号艇は地元の落合直子。3･1･2･2･2･1･3着のオール3連対で予選2位に入る活躍を見せてきた。落合は今年1コースで24戦19勝の1着率79％という強さ。しかも今期（5月～）に入ってから1コースは9戦8勝の1着率89％で、現在1コース6連勝中と安定感が増している。準優でも他を寄せ付けず逃げ切って優出切符を手にするか。

　侮れないのは2号艇の樋口由加里だろう。樋口は住之江通算5優出1Vと当地好相性で、2016年にオールレディースで優勝歴。今節は約6年2カ月ぶりと久々の住之江参戦だったが、予選5位通過とさすがの走りを見せてきた。樋口の住之江通算データを見ると、2コースで22戦8勝の1着率36％と好成績。鋭い差しハンドルで落合の内懐を狙ってきそうだ。


＜住之江 5日目 10R 準優勝戦＞
1枠 櫻本あゆみ（栃木・群馬）通算42優出3V
2枠 川井　　萌（静岡・静岡）通算9優出1V
3枠 竹井　奈美（福岡・福岡）通算85優出9V
4枠 上田　紗奈（大阪・大阪）通算7優出1V
5枠 木村紗友希（静岡・静岡）通算4優出0V
6枠 湯淺　紀香（群馬・群馬）通算1優出0V

　10Rは2号艇の川井萌（静岡出身・静岡支部23歳）【写真下】がカギになるだろう。川井は初日4･3着とやや出遅れたが、2日目以降は1･1･2･1･1着と快走を連発。2連対率1位のモーター60号機からしっかりパワーを引き出し、予選4位まで上がってきた。川井は今年2コースで20戦6勝の1着率30％という好成績。黒いカポックでどんな走りを見せるのか目が離せない。

　迎え撃つ1号艇は櫻本あゆみだ。櫻本は住之江を過去10節走って優出0回（準優出3回）と当地相性いまひとつだったが、今節は1･3･2･4･1･1着の活躍で予選3位通過を果たした。準優を勝ち切って住之江初優出なるか。


＜住之江 5日目 11R 準優勝戦＞
1枠 高憧　四季（大阪・大阪）通算17優出2V
2枠 関野　　文（大阪・大阪）通算20優出0V
3枠 伊藤　玲奈（福岡・福岡）通算2優出1V
4枠 柴田　百恵（静岡・静岡）通算1優出0V
5枠 原田　佑実（愛知・大阪）通算33優出2V
6枠 大石　真央（静岡・静岡）通算3優出0V

　11Rの1号艇は地元の高憧四季。1･1･5･1･1･1着のピンラッシュで予選トップ通過を果たした。今節ここまで6走すべて展示1番時計をマーク。圧倒的な快速パワーでシリーズを引っ張ってきた。通算3回目の優勝と地元初Vへ機運は高まるばかり。まずは準優を制して優勝戦1号艇を確保したい。

　強力なライバルとなるのは2号艇の関野文（大阪出身・大阪支部31歳）【冒頭の写真】だ。関野は今年2コースで14戦5勝の1着率36％という充実ぶり。5月の常滑G2レディースオールスターでは準優で2コース差しを決め、予選トップ通過だった細川裕子を破ったのが記憶に新しい。今節もV争いに波乱を巻き起こす存在となるのか。