
レースリポート

住之江ヴィーナス 津田裕絵や落合直子ら来期B1降格組7人がV争いを席巻
2025.06.27
ボートレース住之江(ナイター)での「ヴィーナスシリーズ第7戦 2025モーターボートレディスカップ」(6月25日~30日開催)は26日、予選の2日目が終了した。2日目メインカードの12R「ダイヤモンドドリーム」は、1号艇の川井萌(静岡出身・静岡支部)が1コースから逃げ切り快勝。2着に2号艇の落合直子(大阪出身・大阪支部)、3着に4号艇の上田紗奈(大阪出身・大阪支部)が入り、3連単1-2-4で1060円の1番人気となっている。
さて熱戦が繰り広げられている住之江だが、今節は6月25日~30日の開催となっており、今節が終わると2025年の上半期が終了。7月1日から下半期に入り、各レーサーの級別は2025年後期適用のものに切り替わる。
今節出場メンバーのなかで7月1日から級別が変わるレーサーは以下のとおり。
・B1→A1昇格 高憧四季
・B1→A2昇格 樋口由加里、武井莉里佳
・B2→B1昇格 森田梨湖、松田真実
・A1→A2降格 関野文
・A2→B1降格 落合直子、原田佑実、津田裕絵、塩崎桐加、寺島美里、上田紗奈、山崎小葉音
・B1→B2降格 石原凪紗
来期昇格組が5人、降格組が9人。特に多いのが今期A2→来期B1の降格組で7人もいる。
その7人の今節2日目終了時点での予選順位を見ると、津田が3位、落合が4位、上田が5位、山崎が8位、塩崎が13位、寺島が14位、原田が22位だ。7人中6人が準優圏内につけるなど、予選上位争いをにぎわしている。
津田裕絵(山口出身・山口支部38歳)【冒頭の写真】は2日目に連勝を飾るなど3・1・1着と好調。予選3位まで上がってきた。津田は前期に勝率5.03と苦戦してB1降格となってしまったが、今期(5月~)に入って勝率5.73と復調ムード。5月の下関ヴィーナスシリーズで約11カ月ぶりの優出も果たすなど勢いを取り戻してきた。住之江では当地前走となる昨年5月の男女ダブル戦で優出4着に入っており、今節は住之江2節連続優出をめざす戦いに注目したい。

落合直子(大阪出身・大阪支部40歳)【写真上】は前期に勝率5.44で惜しくもA2級ボーダー(5.47)に届かず。9期ぶりのB1降格というまさかの結果になった。しかしこれで奮起したのか、今期(5月~)に入って勝率6.61とリズム急上昇。前々節の多摩川オールレディース(優出4着)と前節の浜名湖オールレディース(優出3着)で2節連続優出を飾るなど勢いに乗っている。好調ムードで迎えた今節の地元戦。2011年男女ダブル戦と2021年ヴィーナスシリーズに続く3回目の住之江Vに向けて意欲十分だろう。