若狭奈美子が浜名湖オールレディースで当地初V　女子賞金も29位に急上昇

　ボートレース浜名湖（サマータイム）の「オールレディース 静岡クラウンメロン杯」（6月13日～18日開催）が終了した。18日の優勝戦は1号艇の若狭奈美子（岡山出身・岡山支部36歳）【写真2枚】が快勝。1コースからコンマ12のトップスタートで逃げ切った。2着には2号艇の今井美亜（富山出身・福井支部）、3着には3号艇の落合直子（大阪出身・大阪支部）が入り、3連単は1-2-3で1160円の1番人気となっている。

　勝った若狭は3月の唐津ヴィーナスシリーズに続く今年2回目の優勝で通算3V。浜名湖では当地初優出初Vとなった。

　若狭はこの優勝で賞金125万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日44位から29位まで急上昇した。若狭は年間女子賞金ランキングの自己ベストが44位（2018年）。今年はすでに2Vをマークするなど充実の走りを見せており、自己記録を大きく上回る可能性がありそうだ。また現在20位の岩崎芳美までは約200万円差という状況。レディースチャレンジカップ初出場のチャンスが広がってきた。

　若狭の今後の出場予定は、6月25日からの住之江ヴィーナスシリーズ、7月7日からの唐津ヴィーナスシリーズ、7月19日からの戸田ヴィーナスシリーズ、そして8月6日からの浜名湖PG1レディースチャンピオンだ。今節の優勝が浜名湖レディースチャンピオンへの大きな弾みとなったに違いない。女王争いに加わってくるのか注目だ。

　さて浜名湖オールレディースが終了したが、今節はモーターのパワー差が目立った印象。8月の浜名湖レディースチャンピオンでも好モーターを引いたレーサーがV争いを優位に進めそうだ。そこで今節の結果をふまえて、浜名湖レディースチャンピオンで注目機となりそうなモーターを挙げておきたい。

●36号機･･･若狭奈美子が優勝。逃げ3本、差し3本で計6勝を挙げるなど好パワーが光った。
●30号機･･･落合直子が優出3着。節間10走で展示1番時計を8本も出す快速ぶりだった。
●32号機･･･廣中智紗衣が予選トップ通過。1分48秒9の節間トップタイムも記録した。
●12号機･･･三嶌こころが予選14位に入ってデビュー初準優出をマーク。
● 2号機･･･山下友貴が5日目までオール3連対で走って優出6着に入る活躍。