今節の浜名湖オールレディースは3コース大苦戦　4日目は今井美亜や宇野弥生が反撃

　ボートレース浜名湖（サマータイム）の「オールレディース 静岡クラウンメロン杯」（6月13日～18日開催）は15日、予選3日目が終了した。地元の豊田結（静岡出身・静岡支部）が2･1･1･1･5着で予選首位に浮上。予選2位に若狭奈美子（岡山出身・岡山支部）、予選3位に廣中智紗衣（愛知出身・東京支部）がつけている。

　さてシリーズ前半を終えた浜名湖だが、今節はどうも浜名湖らしくない展開が続いている。ここまで3日間（全36レース）のコース別成績は以下のとおり。

・1コース 23勝 （42勝）
・2コース　3勝 （7勝）
・3コース　1勝 （11勝）
・4コース　5勝 （8勝）
・5コース　3勝 （4勝）
・6コース　1勝 （0勝）
（※カッコ内は2月の浜名湖スピードクイーンメモリアルのデータ）

　浜名湖といえば3コースの1着率が全国トップクラスの水面。最近の当地女子レースを振り返っても、今年2月の浜名湖スピードクイーンメモリアルでは3コースが11勝、昨年8月の浜名湖オールレディースでも3コースが11勝など、2ケタ勝利になるのが普通だった。

　ところが今節は前半3日間でわずか1勝と大苦戦。3日目5Rでの豊田結の3コースまくり差しが唯一だ。

　浜名湖の3コースがこのまま終わるとも考え難い。4日目は赤いカポックの大逆襲が起こるかもしれない。4日目各レースに3号艇で登場するレーサーは以下のとおり。

1R　坂野さくら　1着率6％
2R　松尾　夏海　1着率0％
3R　今井　美亜　1着率50％
4R　土屋実沙希　1着率0％
5R　落合　直子　1着率13％
6R　清水　未唯　1着率0％
7R　宇野　弥生　1着率30％
8R　喜多那由夏　1着率5％
9R　大瀧明日香　1着率33％
10R 千葉　真弥　1着率22％
11R 廣中智紗衣　1着率20％
12R 米丸　乃絵　1着率31％
※1着率は今年の3コース1着率（2025年1月～）

　最注目は3R3号艇の今井美亜（富山出身・福井支部34歳）【冒頭の写真】。今年3コースは14戦7勝の1着率50％だ。今節は2日目9Rで3号艇があったが、ピット離れで後手を踏んで5コース発進となり、4着に終わる悔しい展開だった。今度こそ3コースを守って本領を発揮したい。

　7R3号艇の宇野弥生（埼玉出身・愛知支部39歳）【写真上】と9R3号艇の大瀧明日香（静岡出身・愛知支部）の愛知勢は今年3コース1着率30％オーバー。宇野は27戦8勝で1着率30％、大瀧は21戦7勝で1着率33％をマークしており目が離せない。

　12R3号艇の米丸乃絵（熊本出身・福岡支部）も今年3コース1着率31％の好成績。13走して1着が4本、2着が5本あり、2連対率は69％という非常に高い数字だ。この12Rは5号艇に強ピット離れの土屋実沙希が入っているだけに、3コースを守り切れるかがレースの大きなカギとなりそうだ。