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5コース巧者の倉持莉々が多摩川優勝戦5号艇で地元初Vへ一発!

2025.06.05

 ボートレース多摩川(サマータイム)の「オールレディース リップルカップ」(6月1日~6日開催)は5日、準優の5日目が終了。6日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

<多摩川 最終日 12R 優勝戦>
1枠 宇野 弥生(埼玉・愛知)1コース1着78%
2枠 松尾 夏海(愛媛・香川)2コース1着26%
3枠 落合 直子(大阪・大阪)3コース1着15%
4枠 勝浦 真帆(岡山・岡山)4コース1着17%
5枠 倉持 莉々(茨城・東京)5コース1着18%
6枠 谷口 佳蓮(愛媛・香川)6コース1着0%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は今年(2025年1月~)

 予選トップ通過の宇野弥生(埼玉出身・愛知支部39歳)【写真下】が準優を1コース逃げで快勝。ポールポジションを手にし、2月の下関ヴィーナスシリーズに続く今年2回目の優勝に王手をかけた。

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 宇野は今年1コースで27戦21勝の1着率78%という好成績。今節はここまで1号艇が2回あったが、いずれも危なげなく逃げ切っている。優勝戦でも盤石の逃げを見せるか。

 もし宇野を破るレーサーが現れるなら、おそらくダッシュ勢になるだろう。というのも宇野は今年1コースで6敗しているが、その相手の決まり手を見ると5コースまくり、4コースまくり、5コースまくり差し、4コースまくり、3コースまくり差し、5コース抜きとなっている。5コースが3勝、4コースが2勝、3コースが1勝という内訳だ。

 そうなると5号艇の倉持莉々(茨城出身・東京支部31歳)【冒頭の写真】に俄然(がぜん)注目が集まる。倉持は今年5コースで11戦2勝の1着率18%。今節初日に圧巻の5コースまくり差しを決めたばかりだ。アウトから全速で展開を突いてくる走りは女子トップクラスの一級品。SGの準優(2023年芦屋ボートレースオールスター)で5コース差しを決めて優出したこともあるレーサーだけにその力は疑いようもない。

 倉持は通算3回の優勝歴があるが、徳山、福岡、常滑で勝っており、まだ東京3場では優勝がない。悲願の地元初Vをめざし、黄色いカポックでどんな走りを見せるのか目が離せない。

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