多摩川　守屋美穂と今井裕梨が予選落ち危機とまさかの展開　3日目9Rで直接対決

　ボートレース多摩川（サマータイム）の「オールレディース リップルカップ」（6月1日～6日開催）は2日、予選の2日目が終了した。この2日目、メインカードの12R「ドリーム2nd」は、1号艇の鎌倉涼（大阪出身・大阪支部）が1コースから逃げ切り快勝。2着に3号艇の今井裕梨（群馬出身・群馬支部）、3着に6号艇の勝浦真帆（岡山出身・岡山支部）が入り、3連単1-3-6で4320円の17番人気となっている。

　さてシリーズ中盤に入る多摩川だが、3日目の注目カードには9Rを挙げたい。

＜多摩川 3日目 9R 予選＞
1枠 今井　裕梨（群馬・群馬）予選33位
2枠 安達　美帆（埼玉・埼玉）予選20位
3枠 池田　浩美（静岡・静岡）予選22位
4枠 守屋　美穂（岡山・岡山）予選23位
5枠 倉田　郁美（愛知・静岡）予選32位
6枠 田上　　凜（和歌山･大阪）予選37位
※()内は出身・支部の順

　注目は1号艇の今井裕梨(41歳)【写真下】と4号艇の守屋美穂（岡山出身・岡山支部36歳）【冒頭の写真】だ。先日の大村ヴィーナスシリーズ（5月19日～24日開催）では今井が予選1位、守屋が予選2位で、熾烈(しれつ)なシリーズリーダー争いを繰り広げていた2人。ところが今節は2人とも予選落ちのピンチというまさかの展開になっている。

　今井は今節ここまで5･5･6･2着で予選33位。4走15点で得点率3.75という状況だ。予選残り2日間で計3走と考えると、現状の準優ボーダーである得点率6.00まで持っていくには3走で27点が必要。3日目はこの9R1号艇の1回走りで、是が非でも勝ち切っておきたいところだ。もしここで3着以下なら4日目を待たずして準優進出が絶望的になってしまう。

　今井は今年1コースで1着率68％。19走して1着13本、2着5本をマークしており、3着以下は1本だけしかない。その力を発揮して予選突破へ望みをつなぐのか注目だ。

　守屋は今節ここまで6･2･3着で予選23位。初日7Rでは4コースから6着大敗を喫し、初日12Rドリーム戦では1コースから2着に敗れ、2日目6Rでは2コースから攻め切れず3着と、守屋らしくない走りが続いている。

　3日目は3R3号艇と9R4号艇の中枠2走。一気に巻き返しを図りたい。多摩川は通算9優出2Vと好相性の水面。このまま終わる守屋ではないはずだ。