
レースリポート

芦屋優勝戦は3号艇の堀之内紀代子に注目 浜名湖PG1出場へ一発逆転の優先切符獲得へ
2025.05.29
ボートレース芦屋(モーニング)でのオールレディース(5月25日~30日開催)は29日、準優の5日目が終了。30日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<芦屋 最終日 12R 優勝戦>
1枠 小野 生奈(福岡・福岡)1コース1着86%
2枠 川野 芽唯(福岡・福岡)2コース1着14%
3枠 堀之内紀代子(岡山・岡山)3コース1着11%
4枠 前田 紗希(埼玉・埼玉)4コース1着23%
5枠 大瀧 明日香(静岡・愛知)5コース1着0%
6枠 岩崎 芳美(熊本・徳島)6コース1着7%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は今年(2025年1月~)
予選トップ通過の小野生奈が準優を1コース逃げで快勝。ポールポジションを手にした。小野は今年1コースで21戦18勝の1着率86%という強さ。3敗はいずれも男子レーサー相手に喫したものだ。女子レーサー相手に1コースで敗れたのは昨年10月の蒲郡ヴィーナスシリーズ(※勝浦真帆の4コースまくり差し)が最後で、7カ月以上も前の話になる。小野が優勝戦でも鉄壁ぶりを見せて今年初Vをつかむのか。
2号艇は川野芽唯。芦屋オールレディース3連覇の偉業をめざし、黒いカポックで小野に勝負を挑む。
侮れないのは3号艇の堀之内紀代子(岡山出身・岡山支部45歳)【冒頭の写真】。準優で4コースまくりを決めて勝ち上がってきた。堀之内は8月浜名湖で開催されるPG1レディースチャンピオンの選考勝率が現在5.46で60位前後。選考期間(2024年6月1日~2025年5月31日)は残り2日しかなく、勝率でボーダーラインをクリアするのは絶望的な状況だ。2年連続18回目のレディースチャンピオン出場を果たす道は、この優勝戦で勝って優先出場権を獲得するのみ。優勝だけをめざして戦う堀之内が、伸び型に仕上げて一撃を狙ってくる可能性は十分だろう。

そうなると4号艇の前田紗希(埼玉出身・埼玉支部32歳)【写真上】に展開が向く可能性もある。前田は女子屈指の4コース巧者。最近3期の4コース1着率を見ても、2024年後期適用が33%(15戦5勝)、2025年前期適用が35%(17戦6勝)、2025年後期適用が25%(20戦5勝)と安定して高い。青いカポックで勝ち切る力は十分だ。
好メンバーがそろった優勝戦。内枠の地元2人、小野生奈と川野芽唯の対決に注目が集まるが、実は中枠の堀之内紀代子と前田紗希がレースのカギを握っているのかもしれない。