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芦屋準優は一発逆転の地元PG1出場をめざす柴田百恵と松瀬弘美の静岡勢に注目

2025.05.28

 ボートレース芦屋(モーニング)のオールレディース(5月25日~30日開催)は28日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。29日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。

 なお8月の浜名湖PG1レディースチャンピオンの出場選手を決める選考期間(2024年6月1日~2025年5月31日)は締切まであと3日。オールレディース優勝による優先出場切符はもう今節の1枚を残すのみだ。

 準優勝戦の組み合わせと、各選手のレディースチャンピオン選考状況は以下のとおり。(※勝率は5月27日時点の浜名湖レディースチャンピオン選考勝率。★は優先出場権保持。出場ボーダー勝率は現在5.74前後)

<芦屋 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 川野 芽唯(福岡・福岡)勝率6.47★
2枠 前田 紗希(埼玉・埼玉)勝率6.28★
3枠 山崎小葉音(徳島・群馬)勝率5.19
4枠 柴田 百恵(静岡・静岡)勝率4.99
5枠 井上 未都(福岡・福岡)勝率4.29
6枠 武藤 綾子(福岡・福岡)勝率3.98
※()内は出身・支部の順

 10Rのメンバーでは内枠の川野芽唯と前田紗希が優先出場権を保持。そのほかの4人は今節優勝での優先切符獲得を狙う。

 なかでも注目は4号艇、静岡支部の柴田百恵(静岡出身・静岡支部25歳)【冒頭の写真】だ。地元浜名湖でのPG1レディースチャンピオン出場をめざしている。柴田は今年ここまで準優出ゼロとリズムいまひとつだったが、今節は2・2・4・1・3・4着で予選10位に入る活躍。待望の今年初準優出を果たし、浜名湖PG1への夢をつないできた。

 柴田は4コース最近10走が2・4・4・3・5・1・2・2・5・2着。1着1本、2着4本で2連対率は50%だ。優出のチャンスは十二分にあるだろう。2023年5月の蒲郡ヴィーナスシリーズ以来となる自身2回目の優出なるか。


<芦屋 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 藤堂  里香(福井・福井)勝率5.90
2枠 安井  瑞紀(岡山・岡山)勝率5.15
3枠 岩崎  芳美(熊本・徳島)勝率6.07★
4枠 堀之内紀代子(岡山・岡山)勝率5.41
5枠 寺田  千恵(福岡・岡山)勝率6.86
6枠 小野   桜(東京・滋賀)勝率5.28

 11R出場組では安井瑞紀、堀之内紀代子、小野桜が優先出場権をめざす立場にいる。特に気になる存在が堀之内だ。レディースチャンピオン出場17回を誇る常連組だが、今年は選考勝率5.41と苦戦して切符獲得の可能性が薄れてきている。

 しかし通算12回の優勝歴を持ち、芦屋でも2022年男女ダブル戦で優勝した経験がある堀之内だけに、土壇場での一発逆転劇を起こしても不思議ではないだろう。2年連続18回目のレディースチャンピオン出場をめざし、まずは優勝戦へ勝ち上がりたい。


<芦屋 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 小野 生奈(福岡・福岡)勝率6.62
2枠 大瀧明日香(静岡・愛知)勝率6.29
3枠 細川 裕子(愛知・愛知)勝率6.84★
4枠 松瀬 弘美(静岡・静岡)勝率5.34
5枠 犬童 千秋(宮崎・福岡)勝率5.36
6枠 西岡 育未(徳島・徳島)勝率4.35

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 12R出場メンバーのなかで優先切符が欲しいのは松瀬弘美(静岡出身・静岡支部54歳)【写真上】、さらに犬童千秋、西岡育未だ。なかでもその思いが強いのは静岡支部の松瀬だろう。地元PG1出場をめざしてこの1年間戦ってきたが、選考勝率5.34で現在70位前後という位置。優先切符獲得での一発逆転しか道がない状況だ。松瀬にとって芦屋は2002年女子リーグで6コースまくり差しを決めてデビュー初Vを飾った思い出の水面。あのミラクルを今節再現したい。

 今節の松瀬はここまで2・4・2・2・2・2・5着。白星こそないが2着を5本も取る粘り強い走りで予選12位に入った。松瀬は今年4コースで11走して1着は0本だが、2着2本(2連対率18%)、3着6本(3連対率73%)をマークしており連絡みの率はかなり高い。準優4号艇でどんな攻めを見せるのか楽しみだ。

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