大村ヴィーナス　長尾萌加が自身初の連勝で予選3位　133期の逸材が初準優出に当確ランプ

　ボートレース大村（ナイター）のヴィーナスシリーズ第5戦（5月19日～24日開催）は21日、予選3日目が終了した。現時点での予選上位18人は以下のとおり。

1位　守屋　美穂（岡山・岡山）10.00
2位　今井　裕梨（群馬・群馬） 8.50
3位　長尾　萌加（岡山・岡山） 8.20
4位　清埜　翔子（埼玉・埼玉） 7.80
5位　中谷　朋子（兵庫・兵庫） 7.80
6位　竹井　奈美（福岡・福岡） 7.60
7位　佐藤ほのか（東京・東京） 7.60
8位　津田　裕絵（山口・山口） 7.60
9位　櫻本あゆみ（栃木・群馬） 7.40
10位 西澤日花里（熊本・長崎） 7.00
11位 寺田　空詩（山口・山口） 7.00
12位 北村　寧々（長崎・長崎） 6.75
13位 片岡　恵里（岡山・山口） 6.60
14位 黒澤めぐみ（東京・東京） 6.60
15位 高橋　淳美（岡山・大阪） 6.50
16位 池田　紫乃（長崎・長崎） 6.50
17位 薮内　瑞希（岡山・岡山） 6.40
18位 内山　七海（福岡・福岡） 6.40
※()内は出身・支部の順

　守屋美穂が3･1･1･1･1着と初日後半から4連勝で予選首位に浮上。4日目は8R5号艇（※後半12R4号艇は一般戦）で予選トップ通過を狙う。

　予選3位には133期の長尾萌加(岡山出身・岡山支部24歳)【冒頭の写真】が上がってきた。3日目に3コースまくりと4コースまくりで圧巻の2連勝。2･3･3･1･1着とオール3連対をキープする大躍進だ。

　長尾はボートレーサー養成所時代にリーグ戦勝率7.09の好成績を残し、修了記念レースで優出2着に入って表彰台にも上がった逸材。しかし2023年11月のデビューから約1年半、今節を除く前節までに通算38節走って1着4本とやや苦戦していた。ところが今節はシリーズリーダー争いに加わってくる大活躍。デビュー初準優出に当確ランプをともした。なお2連勝は自身初、節間2勝は自身初、まくりでの1着は自身初、4コースからの1着は自身初と、初もの尽くしとなっている。

　長尾の4日目は7R進入固定戦6号艇の1回走りで登場。初の予選突破で準優1号艇を手にするのか目が離せない。

　準優ボーダー付近では前原哉(岡山出身・岡山支部30歳)【写真上】に注目したい。今節ここまで4･3･2･3着で予選20位。4月の平和島ヴィーナスシリーズに続く今年2回目の準優出が狙える位置につけている。

　前原が今節手にしたモーター18号機は2連対率1位で、これまで26節使用されて8優出3Vという抜群の実績。昨年7月のSGオーシャンカップでは山口剛が優勝戦1号艇（2着）に乗り、昨年9月のオールレディースでは松瀬弘美が優出5着に入り、今年2月のG1九州地区選手権では羽野直也が優勝戦1号艇（2着）に乗るなど、印象的な走りを数々見せてきた注目モーターだ。

　前原は4日目に1R1号艇と9R2号艇の内枠2走で勝負駆け。逆転の予選突破なるか注目だ。なお3日目は守屋美穂が2連勝、薮内瑞希が2連勝、長尾萌加も2連勝と岡山支部が計6勝を挙げる大暴れだった。前原もこの流れに乗ってくる可能性は十分だろう。