大村ヴィーナスシリーズ　女子戦優勝モーター27号機の寺田空詩が予選7位と好調

　ボートレース大村（ナイター）でのヴィーナスシリーズ（5月19日～24日開催）は20日、2日目が終了した。地元の西澤日花里（熊本出身・長崎支部）が1･2･1着で予選首位に浮上。予選2位に守屋美穂（岡山出身・岡山支部）、予選3位に清埜翔子（埼玉出身・埼玉支部）がつけている。

　さてシリーズ中盤に入る大村だが、3日目の注目カードには4Rを挙げたい。

＜大村 3日目 4R 予選＞
1枠 伊藤　玲奈（福岡・福岡）予選36位
2枠 水野　望美（愛知・愛知）予選24位
3枠 寺田　空詩（山口・山口）予選7位
4枠 南　　彩寧（兵庫・兵庫）予選40位
5枠 平田さやか（東京・東京）予選34位
6枠 櫻本あゆみ（栃木・群馬）予選5位
※()内は出身・支部の順

　注目したいのは3号艇の寺田空詩（山口出身・山口支部21歳）【冒頭の写真】だ。今節ここまで1･3･2着で予選7位。初日に1コース逃げを決めるなどオール3連対の活躍を見せている。

　寺田が今節手にしたモーター27号機は2連対率5位の好素性機。これまで25節走って6優出2Vの実績がある。昨年9月のオールレディースでは山川美由紀が乗って4･2･1･1･1･1･3･2･1着のピンラッシュ。予選を2位で通過し、優勝戦で4コースまくりを決めて約5年8カ月ぶりの優勝を飾っている。

　寺田自身も最近5節で準優出2回とリズム上昇ムード。2月の下関ヴィーナスシリーズで予選13位、前節の下関ヴィーナスシリーズで予選16位に入るなど女子レースで準優の常連になりつつある。

　ただこれまで通算5回の準優出があるが、その枠番は5号艇3回、6号艇2回と外枠ばかり。まだ優出は果たせていない。今節は女子戦優勝モーター27号機とのコンビで予選上位通過を狙いたいところ。そのためにもこの3日目4Rは重要な1走となりそうだ。

　迎え撃つ1号艇は伊藤玲奈（福岡出身・福岡支部32歳）【写真上】。今節手にしたモーター70号機は2連対率33位タイ。しかし昨年9月のオールレディースでは浜田亜理沙が乗って優出3着に入り、今年2月のG1九州地区選手権では松田大志郎が優出5着に入るなど実績はまずまずだ。

　今節の伊藤はここまで5･4･4着で予選36位と苦戦しているが、今後巻き返してくる可能性は十分だろう。伊藤にとって大村は2017年1月の男女ダブル戦でデビュー初Vを飾った地。思い出の水面で再び大暴れしたい。