
レースリポート

レディースチャンピオン選考締切迫る 勝負駆けの平田さやか、落合直子ら注目 大村
2025.05.20
ボートレース大村(ナイター)でのヴィーナスシリーズ第5戦(5月19日~24日開催)が19日に開幕した。初日メインカードの12R「発祥地ドリーム」は、1号艇の守屋美穂(岡山出身・岡山支部)が1コースから逃げ切って快勝。2着に2号艇の塩崎桐加(三重出身・三重支部)、3着に3号艇の中谷朋子(兵庫出身・兵庫支部)が入り、3連単1-2-3で830円の2番人気となっている。
さて5月も残り12日間となり、8月に開催される浜名湖PG1レディースチャンピオンの選考期間(2024年6月1日~2025年5月31日)が大詰めに入ってきた。
現時点で出場ボーダーラインは勝率5.76前後。今節出場メンバーのなかでボーダー付近にいるレーサーは以下のとおり。
・5.84 平田さやか(東京・東京)
・5.78 清埜 翔子(埼玉・埼玉)
・5.72 片岡 恵里(岡山・山口)
・5.72 落合 直子(大阪・大阪)
・5.65 黒澤めぐみ(東京・東京)
・5.61 塩崎 桐加(三重・三重)
※()内は出身・支部の順

平田さやか(東京出身・東京支部40歳)【冒頭の写真】と落合直子(大阪出身・大阪支部40歳)【写真すぐ上】の94期勢は2人ともレディースチャンピオン出場13回を誇る常連組。平田は5年連続出場中、落合は3年連続出場中だ。しかし今年はボーダー付近で勝負駆けを強いられるまさかの展開。底力を見せて出場権を勝ち取るのか。
平田が今節手にしたモーター72号機は2連対率11位、落合が今節手にしたモーター29号機は2連対率14位とまずまずの成績。特に平田の72号機は2月のG1九州地区選手権で定松勇樹が乗って優出し、前節の一般戦では原田幸哉が乗って優出3着に入っている注目モーターなだけに目が離せない。
片岡恵里もレディースチャンピオン出場13回の実績。ただ出場は2018年を最後に途絶えている状態だ。今年は7年ぶりの切符獲得へチャンスを迎えているだけに、どんな勝負駆けを見せるのか注目したい。片岡は現在6節連続で準優出中で、前々節の平和島ヴィーナスシリーズでは予選2位に入るなど近況リズム上々。今節もV争いをにぎわすのか。
レディースチャンピオン初出場をめざすのは黒澤めぐみだ。2025年前期に勝率5.55の自己ベストでA2級初昇格を果たし、来期も勝率5.74と自己ベストを更新してA2級キープに成功するなど着々と力をつけ、G1初出場に手が届きそうなところまできた。
黒澤が今節手にしたモーター14号機は3節連続優出中の注目機。4月の一般戦で麻生慎介が優出5着、5月のGWレースで津留浩一郎が優出5着に入り、前節の一般戦では吉田凌太朗が優勝している。今節もどんなパワーを見せるのか必見だ。