
レースリポート

常滑レディースオールスター 「全部がバッチリ合いました」と浜田亜理沙が圧巻の優勝!
2025.05.19
ボートレース常滑の「第10回レディースオールスター」(優勝賞金500万円)は18日、最終日の12Rで優勝戦が行われた。この日は東からの左横風2メートルで1Rが始まり、12R優勝戦まで天候の変化はなく、一日中穏やかな水面だった。
優勝戦はスタート展示同様に3対3の枠なり進入。スタートは4カドの細川裕子がコンマ18と少しへこんだが、ほか5艇はコンマ10近辺のスリット。その中で1号艇の浜田亜理沙(広島出身・埼玉支部37歳)【写真3枚】は1コースからコンマ09のスタートを放ち、1マークを先マイ。2コースから差した川井萌、3コースから握った関野文をあっという間に振り切る圧巻のターンで堂々の優勝を飾った。
大混戦の2着争いを制したのは6号艇の遠藤エミ。川井、関野、細川、その後ろに遠藤といった隊形で激しい道中の競り合いの末、2周2マークで内側をクルッと回った遠藤が、5番手から一気に上がり、2着を確保した。3着は川井で、3連単の1-6-2は2980円の12番人気。

勝った浜田は優勝賞金500万円と、来年1月に尼崎で行われるPG1のBBCトーナメントへの出場権を手にした。今年は初、通算では12回目のVを飾った。
浜田は「ホッとしています。ここは優勝するつもりでいたので、いける範囲でいこうと思っていた。いいスタートがいけたと思います。全部がバッチリ合った状態でいけました。ベストの状態でした」と、レースを振り返り、納得の表情を見せた。

最終日の常滑、優勝戦の水面際には多くのファンが訪れた。「みなさんの顔が見えて、人が多いなと思っていました。1位(ファン投票)に選ばれたので、精いっぱい走りたいなという気持ちで来ました。良いときはもちろん、ダメな時も応援して下さる方もいる。心の支えだと思います」と感謝の言葉。
実力と人気を兼ね備えた走りで、ファン投票の期待にしっかりと応えた浜田の次節は、5月27日から6月1日までボートレース丸亀で開催されるSG第52回ボートレースオールスター。
浜田は「SGのオールスターの投票もありがたいです。みんなで丸亀に行きましょう」と、表彰式でファンに呼びかけ、大きな拍手を浴びた。「目標はそんなに考えていないけど、目の前の1着をたくさん取れたら。(今期初めに)フライングも切って1カ月休み(6月11日~7月10日)で心配だったけど…。これで少しは上積みできました。気持ちを切らさないように」と、次なる舞台、丸亀SGオールスター、そしてさらにその先へ思いをはせていた。