
レースリポート

常滑レディースオールスター優勝戦はデビュー初V狙う3号艇・関野文に注目!
2025.05.17
ボートレース常滑の「G2第10回レディースオールスター」(5月13日~18日開催)は17日、準優の5日目が終了。18日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<常滑 最終日 12R 優勝戦>
1枠 浜田亜理沙(広島・埼玉)1コース1着71%
2枠 川井 萌(静岡・静岡)2コース1着31%
3枠 関野 文(大阪・大阪)3コース1着7%
4枠 細川 裕子(愛知・愛知)4コース1着13%
5枠 井上 遥妃(徳島・徳島)5コース1着0%
6枠 遠藤 エミ(滋賀・滋賀)6コース1着7%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は今年(2025年1月~)
予選トップ通過の細川裕子が準優2着に終わり、ポールポジションは予選2位だった浜田亜理沙(広島出身・埼玉支部37歳)【写真下・右側】の手に渡った。浜田にとってはファン投票1位で臨んだ今大会で、優勝という最高の結果をつかむチャンスが到来。2023年多摩川のクイーンズクライマックスに続く2つ目の女子ビッグタイトルを狙う。

なおレディースオールスターの優勝賞金は500万円。オールレディース優勝4回分に相当する額だ。クイーンズクライマックス(QC)出場権争いを左右する大一番になる。
【2025年女子賞金順位】(17日、20時)
1位 平高 奈菜 30,057,065円
2位 守屋 美穂 18,462,532円
3位 遠藤 エミ 16,910,332円(6号艇)
4位 川野 芽唯 16,785,000円
5位 浜田亜理沙 16,196,000円(1号艇)
6位 三浦 永理 16,083,546円
7位 川井 萌 15,509,089円(2号艇)
8位 渡邉 優美 15,442,000円
9位 宇野 弥生 14,250,066円
10位 寺田 千恵 14,075,000円
11位 海野ゆかり 13,915,000円
12位 細川 裕子 13,900,813円(4号艇)
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 實森 美祐 13,542,066円
14位 岩崎 芳美 12,984,000円
15位 西橋 奈未 12,846,666円
16位 山川美由紀 12,800,733円
17位 長嶋 万記 12,394,813円
18位 勝浦 真帆 12,222,066円
19位 小野 生奈 11,865,000円
20位 山口真喜子 11,793,000円
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23位 関野 文 11,642,000円(3号艇)
111位 井上 遥妃 5,443,566円(5号艇)
優出メンバー6人のなかで賞金面で最も注目しておきたいのは3号艇の関野文(大阪出身・大阪支部31歳)【冒頭の写真・正面】だ。今年の女子賞金ランキングは現在23位。優勝戦は6着でも賞金が110万円あるため、レディースチャレンジカップ出場圏内の20位以内に入ってくることはほぼ確実になった。また優勝して500万円を上積みできれば7位前後まで、2着で280万円でも10位前後まで浮上できる計算。一気にクイーンズクライマックス出場圏内に入ってくる。
関野は年間女子賞金ランキングの自己ベストが昨年マークした30位。まだクイーンズクライマックスやレディースチャレンジカップの出場歴はない。今年は初めて賞金女王戦線に加わるチャンスを迎えており、この優勝戦で何着に入るかが非常に大きな意味を持ってくる。
関野は今年の3コース1着率が7%(15戦1勝)。しかし昨年は25%(36戦9勝)を記録するなど、もともと3コースで白星を量産していたレーサーだ。赤いカポックで勝ち切る力は十分にある。
ちなみに関野を後押しするデータを挙げると、1号艇の浜田は今年1コースで6敗しているが、そのうち4敗は3コースの相手に敗れている。関野がつけ入る隙はありそうだ。
関野はこれが通算20回目の優出。まだ優勝を手にできておらず、デビュー初VでのG2制覇を狙う。ちなみに井上遥妃も通算2回目の優出で優勝は未経験。川井萌は昨年8月浜名湖で3コースからまくり差しを決め、初Vは経験済み。