
レースリポート

常滑レディースオールスター 地元・細川裕子がトップ守る 18位は小芦るり華が滑り込み
2025.05.17
ボートレース常滑の「G2第10回レディースオールスター」(優勝賞金500万円)は17日、開催5日目の10・11・12Rで準優勝戦が争われる。
激しい攻防戦が繰り広げられた4日目を振り返ると、南からの左横風1メートルで1Rが開始されたが、南西からの向かい風や南東からの追い風になるなど、水面は穏やかだったが風向は一定ではなかった。決まり手は逃げが今節最多の8本、まくりと差しが2本ずつ。配当面では、8Rで神里琴音が2コースから差して3連単5万円台の高額配当が飛び出した。
4日目は予選最終日らしく、激しい星のつぶし合いとなったが、細川裕子(愛知出身・愛知支部43歳)【冒頭の写真・中央】が得点率7.60でトップを死守。2位は7.50の浜田亜理沙、3位は7.33の前田紗希。この3人が準優勝戦の1枠をゲットした。
トップ通過を決めたの地元のエース・細川裕子は、予選ラストの8Rは4着に敗れ得点率は3日目終了時点の8.50から7.60まで下げたが、最終的にシリーズリーダーの座は誰にも渡さなかった。「足は悪くないです。バランス型で戦える感じはあります」と女子5大タイトル(G2以上)のうちの1つの初制覇へ1歩ずつ近づいている。準優12R1枠が正念場だ。

準優ボーダーは前日の5.75から5.40まで下がり、小芦るり華(佐賀出身・佐賀支部27歳)【写真上】と谷川里江が18位タイで並んだが、1着のあった小芦が18番目に滑り込んだ。4日目7Rを1コースから逃げた小芦は「(モーター2連対率が)40%と言われると、そこまで威張れないですけど、伸びはきていると思います」とパートナーの2号機をジャッジ。「なかなか調整を合わせるのが難しかったですが、逃げた感じはターン回りも良かったし、合わせられたかなと思います」と手応えを口にした。準優12Rは6枠から高配当の使者となるか。

予選最終4日目の12Rを1コースから逃げ切ったのが川井萌(静岡出身・静岡支部23歳)【写真上】。得点率を7.17として、準優12Rの2枠で登場する。「足自体は変わらず悪くないですけど、3日目から気象条件に合わせ切れていない。そこを踏まえて準優はしっかりと合わせて臨みたいです」と話していた。
17日に行われる準優メンバーは次のとおり。
<常滑 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 前田 紗希(埼玉・埼玉)
2枠 川井 萌(静岡・静岡)
3枠 實森 美祐(広島・広島)
4枠 堀之内紀代子(岡山・岡山)
5枠 山口 真喜子(長崎・長崎)
6枠 遠藤 エミ(滋賀・滋賀)
※()内は出身・支部の順
<常滑 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 浜田 亜理沙(広島・埼玉)
2枠 渡邉 優美(福岡・福岡)
3枠 井上 遥妃(徳島・徳島)
4枠 平川 香織(東京・埼玉)
5枠 高田 ひかる(三重・三重)
6枠 平山 智加(香川・香川)
<常滑 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 細川 裕子(愛知・愛知)
2枠 関野 文(大阪・大阪)
3枠 鎌倉 涼(大阪・大阪)
4枠 宇野 弥生(埼玉・愛知)
5枠 西橋 奈未(石川・福井)
6枠 小芦 るり華(佐賀・佐賀)