
レースリポート

3コース苦戦のレディースオールスター 得点率後方の高憧四季や米丸乃絵が一発
2025.05.14
ボートレース常滑の「G2第10回レディースオールスター」(5月13日~18日開催)は2日目が終了した。浜田亜理沙(広島出身・埼玉支部)が1・2・2着で予選首位を快走。予選2位に川井萌(静岡出身・静岡支部)、予選3位に鎌倉涼(大阪出身・大阪支部)がつけている。
さてシリーズ序盤の2日間を終えた常滑だが、ここまで全24レースのコース別成績は、1コース13勝、2コース5勝、3コース2勝、4コース2勝、5コース2勝、6コース0勝となっている。
苦戦が目立つのは3コースだ。平川香織の3コースまくり差しと細川裕子の3コースまくりの2勝だけ。このペースでいくと節間6勝にとどまる計算だ。
過去のレディースオールスターを振り返ると、3コースは節間10勝を超えることが多かった。2018年びわこ大会の15勝を筆頭に、2024年宮島大会で13勝、2017年宮島大会と2021年芦屋大会で11勝、2024年びわこ大会で10勝となっており、過去9大会のうち5大会で節間2ケタ勝利を記録している。
今節もシリーズ中盤から3コースの逆襲が始まる可能性十分だろう。3日目各レースに3号艇で登場するレーサーは以下のとおり。
1R 米丸 乃絵 3コース1着率27%
2R 長嶋 万記 3コース1着率23%
3R 山口真喜子 3コース1着率6%
4R 渡邉 優美 3コース1着率20%
5R 小芦るり華 3コース1着率23%
6R 中田 夕貴 3コース1着率9%
7R 深尾 巴恵 3コース1着率8%
8R 西橋 奈未 3コース1着率11%
9R 高憧 四季 3コース1着率30%
10R 山田 理央 3コース1着率9%
11R 清水 愛海 3コース1着率11%
12R 高田ひかる 3コース1着率18%
※3コース1着率は今年(2025年1月~)
上記12人のうち今年3コース1着率が20%を超えているのが米丸乃絵、長嶋万記、渡邉優美、小芦るり華、高憧四季だ。
なかでも最も好成績なのは9R3号艇の高憧四季(大阪出身・大阪支部25歳)【冒頭の写真】。今年3コースは20戦6勝で1着率30%だ。6勝の決まり手内訳はまくりで4勝、まくり差しで1勝、抜きで1勝。高憧は初日8Rで不良航法の減点10があり予選50位だが、このままでは終われない。

3日目1R3号艇の米丸乃絵(熊本出身・福岡支部23歳)【写真上】は今年3コースで11戦3勝の1着率27%。2着も4本あって2連対率が64%と高い。米丸は今節ここまで6・6・4着で予選48位と苦戦。大逆転の予選突破に望みをつなぐためにも1着が欲しい3日目1Rだ。
2R3号艇の長嶋万記は今年3コースで13戦3勝の1着率23%。3勝はいずれもまくり差しでマークしている。長嶋も4・5・6着で予選46位と今節ここまで苦戦しており、流れを変える3日目2Rの3号艇にしたい。
4R3号艇の渡邉優美は4・1・2着で予選4位につけており、この3号艇が予選トップ通過争いのカギになりそう。5R3号艇の小芦るり華は今年3コース3勝をいずれもまくりでマークしており、速攻で見せ場をつくりたい。3R3号艇の山口真喜子は快速モーター61号機を手にしているだけに目が離せないところ。7R3号艇の深尾巴恵は前節の鳴門ヴィーナスシリーズで3コース差しを決めて3連単7000円台の中穴を出したばかりだ。