
レースリポート

下関ナイターヴィーナス 準優3カドまくりの野田部宏子がデビュー初Vへ電撃戦
2025.05.13
ボートレース下関(ナイター)での「ヴィーナスシリーズ第4戦 Hayashikane杯」(5月7日~13日開催、9日は中止順延、10日は中止打切)は4日目の12日に準優勝戦が行われベスト6が決まった。開催5日目の13日が最終日となり、12Rで優勝が争われる。
<下関 最終日 12R 優勝戦>
1枠 滝川真由子(愛知・長崎)優出26回目3V
2枠 廣中智紗衣(愛知・東京)優出60回目8V
3枠 野田部宏子(福岡・福岡)優出6回目0V
4枠 大石 真央(静岡・静岡)優出3回目0V
5枠 蜂須 瑞生(群馬・群馬)優出10回目1V
6枠 津田 裕絵(山口・山口) 優出40回目2V
※()内は出身・支部の順
予選トップ通過の滝川真由子が準優で1コース逃げを決めてポールポジションを獲得。滝川は今節が終わると7月まで60日間のF休みに入るという状況だが、底力を見せて勝ち上がってきた。もし優勝となればあの2015年8月のPG1丸亀レディースチャンピオン以来のこと。約10年ぶりとなる通算4回目の優勝を狙う。

2号艇は廣中智紗衣(愛知出身・東京支部44歳)【写真すぐ上】だ。今節ここまで1・5・1・1・1・1・1着。初日ドリーム戦5着の時に不良航法による減点10があったが、2日目から5コースまくり、1コース逃げ、6コースまくり差し、1コース逃げ、2コース差しで怒涛(どとう)の5連勝をマークしてきた。廣中にとって5連勝は自身初だ。準優2号艇で鮮やかな2コース差しを決め、優勝戦も2号艇となっただけに目が離せないところ。昨年3月の津男女ダブル戦以来となる優勝をめざし、鋭い差しハンドルで攻めてきそうだ。
3号艇は野田部宏子(福岡出身・福岡支部34歳)【冒頭の写真】。今節ここまで4・2・1・4・1・5・1着で、3日目に4コースまくり、準優では3コースカドまくりを決めるなどキレ味鋭い攻撃を連発して勝ち上がってきた。ちなみに野田部は今年"まくり"での1着が11本で女子2位の数字だ(※1位は高憧四季で13本)。女子屈指の攻撃派が優勝戦でもまくりを狙ってくる可能性大か。
野田部の優出は昨年6月の福岡オールレディース以来。あのときは優勝戦3号艇で果敢に攻めたが、3コースからプラス01のフライングを切ってしまった。雪辱を果たしつつ、悲願のデビュー初Vなるか。つい先日(4月30日)の鳴門ヴィーナスシリーズで同支部同期の小池礼乃が初優勝を飾ったばかりだけに、野田部も続きたいところだ。