
レースリポート

常滑G2レディースオールスター開幕 山口真喜子と平川香織が好モーター
2025.05.13
「G2第10回レディースオールスター」(優勝賞金500万円)は13日、愛知県常滑市のボートレース常滑で6日間の熱戦がスタートする。
モーターをおさらいしておくと、昨年11月19日のG3企業杯から使用され、1月のPG1ボートレースバトルチャンピオントーナメント、3月のG1開設71周年記念トコタンキング決定戦を経て、もうすぐ6カ月を迎える。また、ボートは昨年6月23日から使用され11カ月近くが経過している。
エース機として君臨する61号機(2連対率45.6%)は山口真喜子(長崎出身・長崎支部28歳)【冒頭の写真・中央】が引き当てた。「(モーター抽選は)けっこう後ろの方でしたけど、残っていました」とニッコリ。「起こしてからの立ち上がりは鈍かったけど、走り出せばいいと思います。試運転の感触はすごく良かったですから」と伸び寄りの特徴が出ていた。「プロペラもチルトもそのままでいくつもりです」と初日は8R2枠からパワフルな走りに注目が集まる。

2連対率最上位の15号機は平川香織(東京出身・埼玉支部24歳)【写真上】がゲットした。「足自体は伸びることはなかったですけど、悪いところがなかったし、前検としてはけっこういいと思える体感でした」と明るいトーンで話す。2連対率50.0%の数字については「乗り手がいいのかなっていう気もするけど、楽しみはありますね」と笑みがこぼれた。初日は5R3枠から好パワーを披露するか。

初日メインのドリーム戦は、ファン投票1位~6位までの女子人気レーサーによるメンバーで争われる。得票数2万60票を集めて1位の浜田亜理沙(広島出身・埼玉支部37歳)【写真上】は「プロペラは少したたいていきました。ちょっと(起こしが)起きてないけど、乗っていて直線は悪くなかったです」とストレート系には手応えを感じていた。初の1位については「投票してくれた方のためにも期待に応えたいですね。逃げるのみ、だと思っています」と決意を表明した。
SG覇者で女子最強レーサーの遠藤エミだが、まだレディースオールスターの優勝歴はない。「そのまま乗りました。体感は好きな感じだったけど、レバーを当ててからがどうかなという感じでした。プロペラをしっかりとたたいていきたいです」と話した。そして「あまり結果が出ていない中でいっぱい投票していただいたので、優勝したい気持ちが強いです」と胸の内を明かした。
<常滑 初日 12R ドリーム戦>
1枠 浜田亜理沙 (広島・埼玉)
2枠 西橋 奈未 (石川・福井)
3枠 遠藤 エミ (滋賀・滋賀)
4枠 實森 美祐 (広島・広島)
5枠 川井 萌 (静岡・静岡)
6枠 渡邉 優美 (福岡・福岡)
※()内は出身・支部の順