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鳴門ヴィーナスシリーズ 小池礼乃がデビュー12年目で悲願の初優勝!

2025.04.30

 ボートレース鳴門(モーニング)のヴィーナスシリーズ第3戦(4月25日~30日開催)が終了した。30日、12Rの優勝戦は1号艇の小池礼乃(福岡出身・福岡支部34歳)【写真2枚】が快勝。1コースからコンマ05のトップスタートで逃げ切った。2着に3号艇の高憧四季(大阪出身・大阪支部)、3着に2号艇の松尾夏海(愛媛出身・香川支部)が入り、3連単1-3-2で1100円の4番人気となっている。

 小池は2013年5月デビューの112期生。初出走から約12年、通算12回目の優出で悲願の初Vとなった。112期女子レーサーでは富樫麗加、千葉真弥、中川りなに続いて4人目の優勝経験者となっている。

 今節の小池は1・1・1・1・1・1・3・3・1・1着。初日に5コースまくり差しと2コース差しで連勝を飾ると、2日目には1コース逃げと3コースまくり差し、3日目には3コース抜きと4コースまくりを決めて開幕6連勝の快進撃。自身初の予選トップ通過を果たした。そして準優・優勝戦はいずれも1コースからトップスタートで逃げ切り快勝。10戦8勝のオール3連対で頂点へ駆け上がった。小池にとっては6連勝が自身初(※これまでの自己ベストは3連勝)、節間8勝も自身初(※これまでの自己ベストは節間5勝)、節間オール3連対も自身初など、初もの尽くしの一節だった。

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 ピットに上がってきた小池は「とてもうれしいです。すごいうれしいです」と語ってから、思わず涙があふれた。「緊張しましたが、モーターに連れていってもらいました。A級勝負も成功できてよかったです。魚谷(佳織)さん、いつもありがとうございます。青木(幸太郎)さん、ありがとうございます」と師匠夫妻に感謝をしつつ、今後の活躍を誓っていた。

 小池は今期勝率が今節開幕時点で5.22だったが、この大活躍によって一気に5.66まで急上昇。5期ぶりのA2級復帰が確実となった。なおこれまでの自己ベストは2023年前期適用の5.59だったが、それを上回って自己最高勝率となっている。

 次節は5月7日からの下関ヴィーナスシリーズに出場予定。注目度が一段と高まるなか、どんな走りを見せるのか楽しみだ。

【女子レーサーの初優勝(最近1年間)】
2024年6月30日 福岡 泉水(桐生ヴィーナスシリーズ)
2024年8月6日  森下 愛梨(丸亀ヴィーナスシリーズ)
2024年8月24日 川井  萌(浜名湖オールレディース)
2024年10月25日 勝浦 真帆(蒲郡ヴィーナスシリーズ)
2024年12月13日 清水 愛海(下関オールレディース)
2025年4月30日 小池 礼乃(鳴門ヴィーナスシリーズ)

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