鳴門女子優勝戦は波乱多い傾向も1号艇・小池礼乃が初Vへ挑戦！

　ボートレース鳴門（モーニング）のヴィーナスシリーズ第3戦（4月25日～30日開催）は29日、準優の5日目が終了。30日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

＜鳴門　最終日 12R 優勝戦＞
1枠 小池　礼乃（福岡・福岡）優出12回目0V
2枠 松尾　夏海（愛媛・香川）優出38回目4V
3枠 高憧　四季（大阪・大阪）優出16回目2V
4枠 鎌倉　　涼（大阪・大阪）優出103回目21V
5枠 野田なづき（佐賀・佐賀）優出2回目0V
6枠 前田　紗希（埼玉・埼玉）優出19回目2V
※()内は出身・支部の順

　予選トップ通過の小池礼乃（福岡出身・福岡支部34歳）【冒頭の写真】が準優12Rで1コース逃げを決めてポールポジションを獲得。通算12回目の優出で自身初の優勝戦1号艇となった。今節ここまで1･1･1･1･1･1･3･3･1着で9戦7勝という圧倒的な内容。優勝戦でも他を寄せ付けずに逃げ切って悲願のデビュー初Vを飾るか。

　ただ何が起こるかわからないのが鳴門だ。鳴門女子レース最近10節の優勝戦結果は以下のとおり。

2021年5月　VS　西村　美智子★2コース差し
2021年10月 AL　渡邉　　優美　1コース逃げ
2022年9月　VS　今井　　裕梨★2コースまくり
2022年11月 LCC 中村　　桃佳★6コースまくり差し
2023年1月　AL　堀之内紀代子　3コースまくり
2023年4月　AL　高田　ひかる　1コース逃げ
2023年6月　W　 西岡　　成美　1コース逃げ
2023年8月　VS　岩崎　　芳美★1コース逃げ
2024年5月　VS　今井　　裕梨★4コース差し
2024年6月　AL　岩崎　　芳美★3コースまくり差し
（※★は3連単1万円以上）
（※VSはヴィーナスシリーズ、ALはオールレディース、LCCはレディースチャレンジカップ、Wは男女ダブル戦）

　最近10戦で優勝戦1号艇は4勝6敗と大苦戦。3連単万舟券が実に6回も出ている。近況も昨年5月の鳴門ヴィーナスシリーズでは今井裕梨の4コース差しで3連単2万1930円、昨年6月の鳴門オールレディースでは岩崎芳美の3コースまくり差しで3連単1万9310円と高配当が続いている。

　今節も2～6号艇に好メンバーがそろっており何が起きても不思議ではなさそうだ。

　2号艇の松尾夏海（愛媛出身・香川支部33歳）【写真上】は今年2コースで13戦4勝の1着率31％を記録しており、今節は2コース2走でいずれも1着をマーク。また通算4Vのうち2Vを2コースから飾っているだけに目が離せない。

　3号艇の高憧四季は今年3コースで19戦6勝の1着率32％という好成績。また準優で4コース差しを決めるなど好パワーに仕上げているだけに侮れない。

　4号艇の鎌倉涼は4月30日の誕生日を優勝で祝いたいところ。5号艇の野田なづきは2回目の優出でデビュー初Vをめざす。6号艇の前田紗希も展開を突く力は十分だ。誰が勝つのか見逃せない一戦になる。